占いに対する思い
率直に申し上げると、当たる当たらないの占いにこだわっていません。正直、当てに行く占いは当たったとしてもその先に解決策もないからです。
「20歳の頃に辛い体験がありましたね」とか言われたりするみたいなんですが、人間毎日生きていればうれしいことや辛いことはやってきます。20歳の頃に限定しなくてもつらいことはあります。そして、それが当たったからと言ってこの先何か変わるんでしょうか。
強い言い方にはなりますが、当たる当たらないの占いは中学生の占いだと思っています。
もしかしたらこの文章は多くの占い師を敵に回してしまうかもしれません。しかし、それでも私はそこら辺の占い師とは違うということを皆さんにお伝えするために書きます。
占星術はあてに行く占いに分類されるかもしれません。どの本を読んでもキーワード的な解説が載っていて、星の基盤の考え方や心理学上で割り振られている段階や考え方などはあまり載っていません。私はまずそこに疑問を感じて勉強を始めました。勉強していくうちに始めて星に割り振られた意味について理解し始めることができました。そこで星に割り振られた意味の先の可能性についても考えていくきっかけにもなりました。
現在、スピリチュアルが大流行していますが、私はスピリチュアルのことがよくわかりませんし、私のような学問として占いを使っている身としてはちょっと嫌です。スピリチュアルで占う人のせいで占いは大変胡散臭いものになっていると感じています。
ここで留意して頂きたいのは霊視とスピリチュアルは全然違います。もし本当に霊能力者ならわざわざスピリチュアルと謳いません。
もし過去のことを言い当てられたりこの先どうなるのか判断されたいなら僕のような占いやスピリチュアルに行くより霊視に行かれた方がいいです。京都にすごい霊視の先生がいらっしゃるので紹介いたします。
私の占いは本当に現実的な占いだとお客様に言われることが多く、鑑定から出たことから派生していろんなことを自分で考えて納得していける、いわば気付きを持って帰られると好評で、そこが私の占いの強みだと考えています。
また、良い悪いの判断をしないのも特徴です。例えば水星に月がある角度でかかっていると、ついつい言いすぎちゃう側面がある、という鑑定になります。この部分を大多数の占い師は悪い部分だから直した方がいいとアドバイスをします。
私は思います。何様やねんと。私はついつい言いすぎちゃう人も人間臭くて好きなんです。実は良い悪いは占い師の価値観でしかなくて、それこそ宗教だと考えています。私は一般的には良くないとされている特徴も、その人が持っている大切な要素なんだから無理に変える必要はないと思います。私だったら「ついつい言ってしまいたくなる性格みたいですが、だからこそできた友達や人間関係もあると思いますよ。」と言います。その時に初めてお客様がこのままの自分でもいいんだと思えたり、あるいは欠点と捉えて直す努力をしたりすることで新しい可能性に向かっていけるのだと思っていますし、占いはあるのだと信じています。
私は世に蔓延った当たる当たらないの占いやスピリチュアルの占いに流されることなく、本当の意味でお客様にお金を払っていただける価値ある占いを目指しています。